夢見て挫折

忘れたいけど忘れたくない気持ちの吐き出し口

就活を始めた

就活と恋愛は似てる。そんなことをどこかで聞いた。

全然似てない、多分。
無数の選択肢の内から一つを選ぶという点では同じなのかも知れない。
恋愛は自由だけど就活に自由はない、知らんけど。正確にはないのかも知れんけど風体を考えると縛られてしまう。遅くとも卒業までに内定を得なければならない、「大卒でその仕事?」と思われる職も避けたい、後はしょうもない就活ルールみたいな型もある。
かたや恋愛は自分から相手を探さない事も出来るし、何ならしないという選択さえある。

ここからが本題。
僕は運命を信じてる。というか求めてる。「運命」という言葉に縋ってる。
曲がり角で食パンをくわえた女の子とぶつかれると信じてる。図書館で同じ本を取ろうとして指先が触れ合ってしまうと信じてる。いつか幼なじみとばったり再会してそこから恋が始まると信じてる、幼なじみは男しかいないけど。

つまり会社とも運命的な出会いがしたい。曲がり角で食パンをくわえた会社とぶつかりたい。
でも現実は甘くない。会社は食パンはくわえないし、曲がり角で出会わない。


そういうわけで就活を始めた。

妥協に妥協を重ね、自分を偽ることさえしなければならないのかも知れない。
でも好きでもない相手に告白したくない、つまり好きでもない会社に「御社御社」言いたくない。何故なら重い男だから、貞操観念はクソ大事。


以上、就活の第一歩として取り敢えず合説に行って思ったこと。